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アニメ『天元突破グレンラガン』について、個人があれこれつづるブログです。オフィシャルとは関係ありません。
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これまで3部のリアリティについて語ってきましたが、やはり3部の最大の役割は、「どんでん返し」だと思います。

物語の中で年月が経過すること自体は、別にめずらしくもない。
敵を倒したと思ったら次にもっと強大な敵が出てくるのは、すでにお約束です。

でも、ほとんどの場合は、スケールアップしただけで、それまでの話の延長に過ぎないことが多い。

グレンラガン3部で「すごい!」と思ったのは、

・「実は前半の戦いが、後半の危機の原因だった」
・「主人公が抑圧する側になっちゃってた」

の2点でした。


なお、公式ムック・中島かずきさんインタビューによると、物語の半ばで「攻守の立場を引っくり返したい」というのは、「兄弟モノ」「世代交代」とともに、かなり初期の段階から今石監督が考えていたことなのだそうです。

人気シリーズが長年続いた結果として登場人物が年をとったわけではない。
後から続編として付け加えられたわけでもない。
最初から計算され、仕組まれた、「転」としての「7年後」。

もう、ここにやられましたよ!!!

後半を見た後で前半を見直すと、単純熱血路線も、何でも気合いで解決しちゃうことも、人間たちのおバカっぷりも、すべてが後半への伏線になっている。
17話ですべてを引っくり返すために、ここまで前半を単純に作っていたのか!

いやもうほんと、脱帽です。
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