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アニメ『天元突破グレンラガン』について、個人があれこれつづるブログです。オフィシャルとは関係ありません。
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突然ですが、小学館発行の公式ムックはすばらしいです。
ページ数といい情報量といい、本編と同じく「これでもか、これでもか」を感じます(要するに、自分のグレンラガン関連物の評価は、「ここまでやるかぁ!?」と思えるか否かで決まるんですね(^ ^;))。

で、3部の話の続き。

自分は見事に中島かずきさんの策略にはまり3部に感情移入しまくってしまったわけですが、公式ムック下巻のスタッフ・インタビューを読んでいて、気づいたことがあります。

「好きなキャラはカミナやシモン、でも自分はロシウにしかなれない」

……と感じている人、けっこういるんじゃないかな? ということ。


たとえばスタッフの中でも、

「俺のものの考え方は、めちゃめちゃロシウなんですよ。」(キャラクターデザイン/錦織敦史さん)

「(略)それ以外のシモンやカミナは僕のなかにはないんですよ。ロシウのほうがまだわかりますね。だから、3部のシモンに対するロシウの発言はリアリティが感じられました。それはロシウ=錦織さん/シモン=今石さんと見ていたから、というのもあるんだけど。」(デザインワークス/コヤマシゲトさん)

・(自分を大グレン団で例えると)「理想としてはカミナといいたいのですが、自分の行動的にはロシウだと思います。」(音響監督/なかのとおるさん)

などと発言されている方が、けっこういるんですね。

今石監督自身も「僕らは3部を作っていてロシウに一番感情移入しているんですけどね。」(オトナアニメ vol.6)とおっしゃってますし。

<現実>はロシウだけど、<理想>はカミナやシモン。
そう考えると、1・2部のロシウが、カミナにデコピンされてうれしそうにしていたり、シモンに「合体だ!」と言われて目をキラキラさせているあたりが、すごく意味が深いなぁと思います。
(なので自分は、ロシウが腐的な意味でシモンさん好きだとは思ってません。アンソロジー等ではよくそういう扱い方をされてるし、スタッフ側も女性の皆さん向けに狙ってるんだろうな〜と思うことはあるけど)。

ところで、このインタビュー集にはちゃんとオチ(?)があります。
インタビューを受けているスタッフのなかでは唯一の女性である美術監督の平間由香さん(美峰)は、ロシウ好きなのだそうです。しかもその理由が、

「最終的にシモンにはかなわないじゃないですか? なのにがんばってて『偉いな』みたいな(笑)。」

というのにふいた。

……いやぁ、男どもが「俺はアニキにはなれない」とか「カミナならもっとうまく言えるんだろうな」とか言ってる横で、女の人が「偉いな」って微笑んでる構図って……

……これってまさに、グレンラガンそのものですよね?

シモンになれずロシウな生き方しかできない社会人の一人としては、この平間さんの発言に、おおいに心をなごまされたのでした(^ ^)
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