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アニメ『天元突破グレンラガン』について、個人があれこれつづるブログです。オフィシャルとは関係ありません。
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小説を読んだ後で3部を見直すと、ここまでロシウを悪っぽく描かなくても話は成立したんじゃないかなー、と思います。
自分は、物語半ばで世界を引っくり返してみせた3部の展開を高く評価しているのですが、むしろ「今までの戦いは間違いだったのか!?」や「シモンの螺旋力が宇宙を滅ぼす!?」でドッキリさせた方がよかったんじゃないかなぁ、と思っています。物語全体のバランスからいって。
あくまで主人公はシモンなんだから。

中島かずきさんは3部はどうしても「ロシウがシモンを殺そうとする」展開にしたかったらしいです。(←この一文訂正しました。2008/01/31)

WEBアニメスタイルのインタビュー記事によると、監督や大つかさんが「(ロシウはシモンを)本気で殺す気ではないんじゃない?」と聞いてみたら、「いや、やる気ですよ」と答えたらしいし。

一方、今石監督も、「『ああ、またあとで元の鞘に納まるのね』という予定調和っぽい空気にならないように」「ロシウは見ていて頭にくるぐらいにしてほしい」と言ったらしいし。

この裁判の話は、陰で泣くぐらいなら何も死刑にまでしなくてもよかったのにとか、市民を抑えるためなら死刑にするふりをして裏口から逃がしてもよかったのにとか、バリンボーを弁護士にしたのはどう見てもただのイジメだろとか、つっこみどころ満載なんですが(^_^;)

先に「裁判やりたい!」があって、こういう話になったのでしょうね。
グレンラガンって、何かのメッセージ(命を大事にしましょうとか)を伝えるための話ではないと思うんです。
作り手さん達が、とにかく「やりたい!」こと、好きなことをぎゅうぎゅう詰め込んでいった(結果としてそういうメッセージも受け取れるようになった)、極上のエンターテインメントだと思っています。

そんなことをつらつら考えていたら、中島かずきさんがアエラ連載のエッセイで、オバマ大統領に関してつづっていらっしゃいました。
その見方が、熱い感情を持ちつつ冷静で、さすがだなぁと感心しながら読んでいたのですが、途中で「ジーザス・クライスト・スーパースター」に言及されているところがあって。

その有名なロックオペラの題名を見たとたん、

「3部! ロシウでユダやりたかったんか、この人!」

と叫びそうになった自分は、ほんとうにどうしようもないグレンラガン中毒者です……
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